新 聞 報 道 
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年月日
新聞名
記事本文
2003年12月16日
信濃毎日新聞
育てたケナフで卒業証書づくり
長野市朝陽小6年生

 長野市北長池の朝陽小学校6年生3学級のうち2学級77人が13日、春先から栽培してきたケナフの繊維を使い、自分の卒業証書に使う紙を作った。びしょぬれになりながら、水に混ざった原料を金網ですくい上げた。
 6年生は3年生のころから学校農園などで、二酸化炭素の吸収量が大きく、環境に優しいとされるケナフを栽培。これまでにはがきやうちわを作ってきた。学習の総仕上げとして一回り大きい卒業証書の用紙づくりに取り組んだ。
 峰村一輝君(12)は「自分が作った証書を受け取るのが楽しみ」。1組担任の野口みどり教諭(45)は「子どもたちにとってこの証書は、地球にやさしく接してきた小学校生活の証し。自分の子どもが小学校を卒業する時、証書を自慢できるような幸せな未来であってほしい」と願っていた。
2003年12月16日
長野市民新聞
いい思い出 環境学習の集大成
ケナフで卒業証書
吉田小と朝陽小 6年の挑戦

 吉田と朝陽両小学校の6年生が13日、紙の原料になるアオイ科の一年草ケナフを使い、卒業証書を手作りした。ケナフを通じた環境学習の集大成を、自分たちの手で“証書”に残した。
 吉田小は1、2組の60人、朝陽小は1、2組の77人が、これまでも活動を支えてきたNAGANOケナフの会の協力で、紙すきに挑んだ。
 今年校内や須坂市の畑で栽培したケナフを、製紙工場でパルプに加工。高知ケナフ普及会代表の宮地亀好さんも応援に訪れ、子供たちに要領を伝授した。
 4年生からケナフ学習に取り組む吉田小では、はがきを作った経験はあったが、本格的な紙すきは初めて。それでも宮路さんの指導もあり、手際よく作業していた。
 畑ヶ山瑛介君(1組)は「ケナフが紙になるのはすごいと思った」。池田夏菜子さん(1組)も「自分で作った卒業証書がもらえるのはうれしい」と、卒業式が待ち遠しい様子だった。
 NAGANOケナフの会の青木正彦さんは「継続してもらったことが大事。証書として残るので、環境に優しいとされるケナフについて、いつまでも覚えていてもらえるでしょう」と話していた。
2003年8月2日
須坂新聞
日本の学用品をミャンマーへ
長野市の民間団体「グローバル教育支援センター」
相中講師の荒井愛さんが参加 −生徒の作品も持参

 日本の文房具を海外教育に役立ててと市民団体「グローバル教育支援センター」(長野市南石堂町)は3〜10日一人10キロほどを分担して11人で学用品を贈る「ミャンマープロジェクト」を実施する。一行の中に須坂市新田町在住で同センター理事の荒井愛(めぐみ)さん(25、相中英語科講師)が参加する。相中に設置される中間教室「須坂市フレンドリールーム」に通う生徒数人が描いた作品も持参し、日本からの支援を印象付ける。
 紙が不足する現地へ支援を国際交流を深めるのが狙い。3回目。前2回はNAGANOケナフの会が中心に行い、今回から同センターのプロジェクトで行う。一行は学生4人、教員4人、自営2人、会社員らで男3人、女8人。鉛筆5千2百本、ノート6百60冊、ボールペン千57本、シャーペン2百86本としん15個、鉛筆削り27個を持参し、現地でノート8百冊と消しゴム千2百個を購入する。
 現地では千3百人の子供たちに鉛筆、ノート、消しゴムを配る。ボールペンやシャーペンは学校ごとに。滞在中はヤンゴンの僧院学校やパガン近郊のサンピャ・チャン・カゥン村の学校を訪問する。また、募金から机といす26個を贈る。
 昨年から同センター理事を務める荒井さんは、大学時代に東南アジアへ旅行し、村の子供たちの元気な姿に感動した。信大大学院時代は開発教育を研究した。「暑くて大勢人がいるアジアの国々はエネルギーがあって食べ物がおいしい。物が豊富で見かけが大事な日本と違い、頭と心の成長にいい。美しく、たくましく、強い国で自分を磨くことができる」と話す。
 毎回参加する須坂市出身の青木正彦さん(長野市)は「人の温かさや親を大切にするなどかつての日本の良さが、現地の人や風景に残っていて郷愁を感じる。学用品を直接届け、相互理解を深めたい」と話す。
2003年8月1日
信濃毎日新聞
ミャンマーに学用品を   =長野の団体 3日から訪問=
公立校通えぬ子1300人分 ・ 寄付にとどまらぬ支援活動も模索へ

 アジアでの教育支援活動をしている長野市のボランティア団体「グローバル教育支援センター」のミャンマーチーム一行の11人が3日から8日間の日程で同国を訪問し、公立学校に通えない子どもが通う僧院が運営する学校に文房具を贈る。「物品の寄付にとどまらない支援の在り方を探っていきたい」と意気込んでいる。

 ミャンマーチームの責任者で、会社経営者の青木正彦さん(50)=長野市中越=らは、二酸化炭素の吸収量が多く、温暖化抑制効果が注目されているアオイ科の一年草ケナフの生態を調べるため、2001年に首都ヤンゴンから北約400キロの村を訪問した。この時、学用品が不足している現状を知り、以来、日本で寄付を募って現地で学用品を贈る活動を続けている。
 今回は、市内の大学生、会社員らが、住民の寄付で僧院が運営する学校を中心に4校を訪問、鉛筆やノートなどの学用品1300人分を贈る。長野市や上水内郡信濃町の小中学校の子どもたちが描いた絵も届ける。継続的な支援の在り方を探るため教育関係者とも懇談し、支援活動の充実に向けたヒントを得たい、としている。
 青木さんの父親は太平洋戦争中、ミャンマー(当時ビルマ)に出征した経験がある。青木さんは「戦争で迷惑をかけた国。その子どもの世代として、ミャンマーの人々の力になりたい。寄付以外に、身寄りのない子どもの支援といった活動ができないかどうか考えたい」と話している。
 チームの呼び掛けに昨年度は県内外から寄付金が25万円、鉛筆が約1万1千本集まった。チームは常時、寄付金、学用品を募っている。問い合わせは、青木さん(026-295-9808)へ。
2003年7月30日
信濃毎日新聞
ケナフシャツで仕事快適   八十二銀 男性行員に広がり

 八十二銀行(長野市)は、男性行員向けにケナフと再生ペットボトル素材の開襟シャツをあっせん、夏場の着用を呼びかけている。省エネ対策の一環で、シャツ製造・販売のフレックスジャパン(更埴市)に特注、素材やデザインにこだわった。着用は自由だが、店頭でもノーネクタイ姿の男性が目立ち、訪れる客にも好評という。
 同行は20年以上前から夏場の開襟シャツ着用を認めているが「既製品だと襟元が開いたりしてだらしなく見られやすい」と広がらなかった。このため、長野市のファッションデザイナー岡正子さんにデザインを依頼した。
 ケナフは二酸化炭素を吸収しやすく、環境にやさしいとされる植物。シャツはボタンダウンのタイプで、柄はクリーム、青、ストライプの3種。第一ボタンの穴がなく、襟が開きすぎないなど工夫されている。これまでに2千7百枚の注文があり「行員の着用はかなり増えた」と同行。一方のフレックスは「これを突破口に」と企業向けのオーダー開襟シャツ受注に力を入れる構えだ。